元行政保健師でカウンセラーのマチコです。詳細プロフィールはこちら。
自分の嫌いを並べてみると、自分の傾向がわかって、どんな時にしんどくなるのかが明確になり、自分のペースがわかったり、自分軸の確立に近づけると思うというお話です。
嫌いなものを見つめることで好きなもの、やりたいことが際立ってくる。
Twitterでお弟子仲間のえりさんの言葉
“嫌いなものを見つめることで好きなもの、やりたいことが際立ってくる。”
を読んで、なぜか私はこの言葉が引っかかりました。
なぜ気になったのだろう?
この部分を掘り下げてみました。
嫌いなものってなんだろう?
好きなものってすぐに思い浮かぶけど、
嫌いなものってなんだろう?
少し考えてしまいます。
長年いい子(いい人)をしてきたので、
嫌いって軽々しく言ってはいけない。
悪口や文句、嫌いって言葉は言ってはいけない。
嫌いってタブーだとって思っているから、なかなか思いつかないのかもしれません。
好きの裏返しは嫌いだし、嫌いなものは嫌いでいい。
嫌いと感じる自分も自分の一部だし。嫌いも認めてあげよう!
と思いながら、自分の嫌いなものを書き出してみました。
私の嫌いなもの
私の嫌いなものを挙げると、
- スケジュールがいっぱい。
- 次から次へとやることに追われる。
- 余裕がない。
- 時間や予定を気にする慌ただし毎日。
- 片手間に作業したり、片手間に相手の話を聞いたりすること。
- 子どもが苦しんでいる時に寄り添えないこと。
- 騒音、怒鳴り声
- 頭ごなしに意見されること。
- 脂ぎった肉(年齢と共に胃薬が手離せない)
- 苦い食べ物(ビールを美味しそうに飲む人がうらやましい)
が、今、パッと思いつきました。
嫌いなものから見える自分の傾向
自分の嫌いなことを考えるようになってから、自分の好きなことで心がけるようになったことがあります。
それは、
- スケジュールを詰め込みすぎないこと。
- できないと思ったら早めに断ること。
です。
スケジュールを詰め込みすぎないこと。
嫌いなものに「スケジュールがいっぱい。次から次へとやることに追われる。」があるので、
私ってスケジュールに余裕が欲しいんだ〜。
カレンダーに空白の日があると嬉しいんだ~。
ってことに気づきました。
空白の日があると、その日は何もしなくてもいいし、急に思い立って出かけてもいい。
選択の余地があり、自分の気分で自分で決められると自由でウキウキするのです。
できないと思ったら早めに断ること。
最初は楽しくて始めても、相手がいたり、ハードルが高くなったりすると、やっていくうちに、だんだんしんどくなって楽しくなくなります。苦痛に感じてしまうのです。
そのため、ちょっとしんどいな〜と感じたら、今までは無理してでも受けていましたが、最近の私は断ることを覚えました。
断るってとても勇気が必要
断るってとても勇気が必要です。
長年いい子をしてきた人や責任感も強い人はなおさらですね。(えっ、私のこと?(笑))
例えば、もし断ったら、
相手を怒らせるのではないか?嫌われるのではないか?信用されなくなるのではないか?もう二度と依頼されなくなるのではないか?と、つい悪い結果を言い出す前に考えてしまうから。
だから私はなかなか断れませんでした。
だって、私が少し無理すれば何とかできるから。そうやって今までの私はやってきたから。
でも、自分の気持ちを押し殺してやっても楽しくないし、自分を犠牲にしている分、エネルギーも湧かないし、長くは続きません。そして、実はがんばった割に完成度も高くないことに気づいたのです。
好きのエネルギーは計り知れない
自分がやりたくてやっている時は、あんなにエネルギーが湧いて、時間を忘れて没頭でき、しかも完成度の高いものができるから不思議。それだけ好きのエネルギーは計り知れないのかもしれません。
それに気づいてからは、
自分がやれるか?やれないか?ではなく、
「それ、やりたい?やりたくない?」と自分に聞いて、やりたくないって感じたら、断るようにしています。(まだまだ挑戦したばかりで試行錯誤ですが。)
もちろん断ることは自分のためではあるけれど、相手に期待させたり、待たせたり、負担にならないため、相手のためにも断ることは大切な考え方なのではないか?と思うようになりました。
嫌いがあるから好きが際立つ
あなたも、最初は楽しくて好きで始めたのに、いつの間にか、しんどくなるってことはありませんか?
もしかしたら、他人軸や犠牲の状態になっているのかもしれません。
自分の嫌いを並べてみると、自分の傾向がわかって、どんな時にしんどくなるのかが明確になり、自分のペースがわかったり、自分軸の確立に近づけると私は思います。
嫌いがあるから好きが際立つのかもしれませんね。
そして、少しでも無理しているなぁ〜と気づいたら、勇気を出して断ってみると、少しだけ世界が変わって見えるかもしれないってお話でした。
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