退職経験は自分の強み(財産)だった!

少し前に友人から、
「仕事を辞めてどう?後悔していない?辞めるってどんな感じ?」と聞かれ、仕事を辞めることについて相談を受けました。
(なお、私は新卒後、16年間同じ職場に在籍し(三人の産育休は取得しました)、一年半ほど前に依願退職しました。現在は夫の扶養で専業主婦をしています。)

私は「全然、後悔はしていないよ。年々忙しくなる業務に、以前からずっと辞めたいと思っていたところに、長男の不登校と末っ子の登校渋りで、子ども達が退職を後押ししてくれたと思っている。今は家にいられる生活が幸せよ。」と答えました。
相談してきた友人は退職を考えており、特にご主人が退職に賛成していて、彼女は周囲の反対意見と先々の経済的な面や仕事を辞めた喪失感が心配で踏ん切りがつかないという話でした。

私は彼女の話を聞きながら、
「当面の生活費は、ご主人の収入と預貯金を計算して生活していけるかどうか確認すれば良いと思うけど、足りなくなったら、その時にまた働けばいいんじゃない。何とかなるもんだと私は思っている。引き続き働きたいなら、短時間勤務の働き方に変えるのもありじゃない?上司に相談してみたら?ダメなら退職して転職するのもありでしょう。可能性はいくらでもあると思うよ。」

でも一番大事なことは、誰かのために辞めるのではなく、自分のために辞めることだよ!」と最後に伝えました。

退職の理由を、子どものために辞める。夫(家族)に言われたから辞める。では、いつか必ず後悔すると思います。たとえ後悔したとしても「自分のために辞めた」のであれば、もし後悔しても、その後、きっと前向きに考え、行動することができると私は思います。

(もちろん、体裁上「子ども(家族)のために辞めます。」は使って良いと思います。説明が面倒な時は私も使いました。「仕事が忙しすぎて、自分の時間が欲しくて辞めたくなったので辞めます!」って正直に言っても、熱心に働いている職場の仲間には理解してもらえそうになかったので。理解してもらえなくても良いんですけどね~。当時の私は正直に言えませんでした。そのため長男の不登校を理由にしました。長男よ、ありがとう。)

その後、彼女は退職して短時間勤務の仕事に就いています。働くことは続けたいとのことでした。以前より自由な時間ができたため、自分の趣味を楽しんだり、子どもと習い事をしたり、満喫していると晴れやかな表情で教えてくれました。

経験は自分の強み(財産)

自分の経験したことって自分から見ると当たり前のように感じるので特別感はありませんが、実は、他の人から見ると、その経験は未知の世界だったり、聞いてみたい事だったりするんだなと感じました。
自分の退職経験が人に伝えられることになるとは思いもしませんでした。

人生に無駄なものはない。無駄な経験もないと再認識しました。
そして、経験は自分の強み(財産)なんだと気づかされました。

あなたはどんな経験をお持ちですか?

それらはあなたの財産だと私は思います。
あなたはたくさんの強みをお持ちですよ。

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