ズバリ!がんばりすぎではありませんか?
優しさや愛情深さがあるからこそ、助けたくなる気持ちはとてもわかります。一生懸命になる気持ちもわかります。でも、判断して行動するのは相手であって、あなたではないですよね。それは相手の人生だから。あなたのできる事は相手を信頼して相手の成功を祈りながら待つ事、信頼することではありませんか?
そして業務時間内で最善のパフォーマンスで仕事をするためにも自分を労わってあげませんか?
仕事の事が頭から離れないときどうすればいいですか。
現在、人材業界で働いており、日々就活生や求職者の方と面談をしております。
私も就活に困った経験があるので、目の前の求職者の方を何とかしてあげたい、自分には何が出来るのだろうと思いながら仕事をしています。休日も求職者の方から連絡が来たら返答しますし、面接がある日は大丈夫かな、どうだったかなと常に考えています。
でも上手くサポート出来ないときもありますし、この面談で自分が力になれたことはあったのかなと思うことも多々あり、最近仕事に対してやる気が出ないことがあります。
それでも自分がちゃんとしないと求職者の方に迷惑が掛かると思い気持ちを奮い立たせながらやっているのですが、仕事がしんどくなってきました。
休日だけでも仕事の事を考えずに過ごせられると自分も楽になれると思うのですが、どうすればオンとオフの切り替えが上手くなりますか?
教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。(空さん)
ハート全開!がんばり屋のあなたを応援する布小物づくりが得意なカウンセラーのマチコです。
ココロノマルシェの回答が初めてでドキドキしています。小心者なんです。
私は理論整然と説明することが苦手なので、過度の期待せず、お手柔らかにお願いします。
なお、ココロノマルシェとは心理カウンセラー根本裕幸先生の「お弟子さん制度」を卒業した
カウンセラーがご相談にお答えする無料相談です。
では、
空さんのご相談文を読んでいたら、自分の古傷?が疼いてお返事せずにはいられなくなりました。私も以前、相談業務の仕事をしていたので、わかるわかる~って共感しっぱなしでした。
〉私も就活に困った経験があるので、目の前の求職者の方を何とかしてあげたい、自分には何が出来るのだろうと思いながら仕事をしています。
素敵です!空さんが努力家で愛情深い人だと感じますね~。常連のお客様も多いのではありませんか?
〉休日も求職者の方から連絡が来たら返答しますし、面接がある日は大丈夫かな、どうだったかなと常に考えています。
私も以前は相談業務をしていたので、空さんの気持ちがとてもよくわかります!
私も時間外や休日も相談者さんのことが気になって頭から離れない経験がありました。夢に出てきたり、お休み明け(月曜日)が落ち着かなくて早く出勤したり。ハラハラしたり。
常に考えている状態って、ずっと頭が仕事モードなので休めた気がしないって感じませんか?
仕事にやる気が出なかったり、しんどいって感じたりする辺りが関係しているのではないでしょうか?
ズバリ!がんばりすぎではありませんか?
空さんが求職者軸になって、求職者さんの方に傾きすぎていませんか?
と私は思いますが、空さんはどう思われますか?
本をいくつも出版してベストセラー作家のある心理カウンセラー大先生の言葉に、
「『助けてあげたい』と思うのは愛情かもしれませんが、『助けられる』って思わない方がいいよ」って言葉があります。
私は人から相談を受ける時、いつもこの言葉を思い出し、胸に刻んで対応しています。
私は私、相手は相手。
助けてあげたいって相談に応じた後のことは、相手が決めて行動することです。
あなたのせいではないし、あなたにはどうすることもできない。だってそれは相手の人生だから。
あなたのできる事は相手を信頼して相手の成功を祈りながら待つ事、信頼することではありませんか?
自分と相手に線を引くイメージで考えてみてください。
空さんは努力家で愛情深く、慈愛に満ちたとても優しい人だと思います。
そこは空さんの素晴らしい才能であり、長所です。
優しさがあるからからこそ、助けたくなる気持ちはとてもわかります。時間を延長してでも休日でも助けたくなる気持ちはわかります。私も同じような経験をしています。(それがやりたいならOK!とことん応じれば良いです!)
でももし空さんが少ししんどいな、無理しているな、と感じるようでしたら、きっとがんばり屋さんの空さんは、だいぶ頑張りすぎてお疲れではありませんか?
相手を信頼して、待つ
ちょっときつい言い方になりますが、
空さんが無理してまで相手の相談に応じることは、それは本当にお客様のためになるのでしょうか?お客様の成長につながるのでしょうか?
それよりも、私のできることはここまで!後は自分でがんばって!
(もしくは今日は時間だからここまで!また時間内に出直して!)
と対応して、相手を信頼して待つ方が相手の成長を促し、自分も相手も依存しすぎない関係になるのではないでしょうか?
オンとオフの切り替え方
私も相手の感情や状況を受け取りすぎて引きずるタイプなのでオンとオフの切り替えは正直、苦手です。
もし、空さんのもとに相談者さんが来て、その人が、
「夜も休日もお客様のことを考えて頭から離れず、休日もお客様から連絡があったら対応するんです。最近仕事がしんどく感じるんです。どうやったらオンとオフの切り替えができますか?」
と言ったら、
あなたはどのように声をかけますか?どのような提案をしますか?
もしかしたら空さんの普段のお仕事で同じようなお客さんの対応をしているのではありませんか?
人からの相談には答えられるのに、自分のこととなるとさっぱり〜って話はよく聞きます。それくらい自分のことってわかっているようでわからない部分が多いと思います。
そんな時は、職場の仲間や友人、家族、恋人に話してみると気持ちの整理ができることもあります。もちろんカウンセラーを使っていただいても良いと思います!私はハート全開で応援しますよ!
お仕事上のお客様を想うように自分を労ってあげませんか?
きっと普段のお仕事で対応しているように空さんが出した答えが、きっとそれが答えではないでしょうか?
もし私だったら、考えちゃう自分を受け入れつつ、
時間を区切る。場所を離れる。複数で情報共有して自分の背負っているものを分散させる。
休日は自分のために時間を使う。
自分のしたいことを徹底的にやる。
と提案します。
仕事は時間内にして、時間外と休日は仕事場を離れて物理的に時間と距離をとる。
職場環境にもよりますが、可能であれば先輩や同僚に自分の担当している相談者さんの情報を共有して自分だけで抱え込まず、いつでも相談したりヘルプが求められるように日ごろから職場内の関係を作っておくことも大切です。
チームで対応する感覚です。自分一人で抱え込まず、もし困ったらあの人に相談してみよう。頼ってみようって思えると、随分、気持ちが軽くなると思いますよ。
そして休日は自分の時間を満喫する。自分にご褒美をあげる気持ちで。
例えば、一日中寝ていてもいいし、ダラダラしてもいい。
一日中YouTube三昧、ゲーム三昧でもいい。エステにネイルにエクステして自分磨きでもいい。
読書や撮りためたドラマに没頭してもいい。
自分がやってみたい!と思いついた事を次々やってみる。
自分がちゃんとするってどんな状態?
>自分がちゃんとしないと求職者の方に迷惑が掛かると思い気持ちを奮い立たせながらやっている
自分がちゃんとするってどんな状態なのかしら?って私は質問したいです。
自分が理想とする職業の姿でしょうか?
休日でもいつでも相談があれば対応する姿でしょうか?
本当にそれは空さんが望む姿でしょうか?
ちゃんとしないと本当に求職者の方に迷惑がかかるのでしょうか?
空さんが業務時間内で最善のパフォーマンスを出して相談に対応する方が、相談の質も上がり、求職者さんにとってもメリットがあり、空さんが働き方のモデルにもなるのではないかと私は思います。
求職者の方が、時間内に自分の考えをまとめて相談にやって来ることも就労を目指す上で、必要な技術(訓練)ではないでしょうか?
いつでもマイペースで
最後に「がんばらない私は価値がない」「ちゃんとしないと自分は認められない」って思っていませんか?
もしかしたら、そこに自分を癒す、解放する鍵が隠されているかもしれませんね。
いろいろ書きましたが、もし何かヒントに感じていただけたら、焦らず、空さんができるところからマイペースでやってみてはいかがでしょうか?
ご相談、ありがとうございました。
Machiko’s voice
相手を信頼して待つって簡単に言うけど、けっこう難しいことだと常々思う私です。
私の場合は、我が子に関しては、ついつい私が手を出しすぎて子どもの自立を削いでるのでは?って反省することもあります。
だって私は子ども達が大好きなんだもの。しょうがないじゃない~
まぁ気がついただけエライエライ!
「私は私、子どもは子ども」と言いながら、自分と子どもの間に線を引くイメージして、
「『助けてあげたい』と思うのは愛情かもしれませんが、『助けられる』って思わない方がいいよ」という言葉も唱えながら、私もマイペースで精進していきます。
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